同じ不燃シートの中でも、その透明度によて、透明、半透明、不透明など、見た目の違いによって区別して呼ばれることがあります。
以下では、不燃シートのそれぞれの特徴について、具体的な商品を提示しながら説明をさせていただきます。
シートの透明度が高く、シートを挟んだ反対側の視認性が高いのが特徴です。
部分的には採光窓や安全確認を要する部分に用いられることが多い素材です。
透明ユークリアシートW
不燃認定番号:NM-3410 膜材料認定番号:―
原反:0.24㎜×巾1m×30m 透光率:透明(90%)
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
透明アキレスフネンクリア
不燃認定番号:NM-3411 膜材料認定番号:―
原反:0.3㎜×巾1m×20m 透光率:透明(97%)
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
透明クリアクリスタル
不燃認定番号:NM-3726 膜材料認定番号:―
原反:0.28㎜×巾1m×30m 透光率:透明(90%)
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
透明イーシートクリア
不燃認定番号:NM-4334 膜材料認定番号:―
原反:0.51㎜×巾960×30m 透光率:網入り透明(84%)
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
シートの透明度はやや高いですが、シートを挟んだ反対側の視認性は透明不燃シートほど高くはありません。
透明不燃シートと同様に部分的には採光窓や安全確認を要する部分に用いられることが多い素材です。
半透明ブルークリスタル
不燃認定番号:NM-2125 膜材料認定番号:―
原反:0.27㎜×巾1100×50m 透光率:59.70%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
半透明クリアブライト
不燃認定番号:NM-2125 膜材料認定番号:―
原反:0.27㎜×巾1100×50m 透光率:59.70%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
半透明プライスキャンバスG-1025BT
不燃認定番号:NM-4049 膜材料認定番号:―
原反:0.28㎜×巾2030×30m 透光率:55%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
半透明プライスキャンバスG-1025CL
不燃認定番号:NM-4639 膜材料認定番号:―
原反:0.27㎜×巾1150×30m 透光率:85%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
半透明V-2000-1
不燃認定番号:NM-3829 膜材料認定番号:―
原反:0.4㎜×巾2040×30m 透光率:34%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
半透明V-1000
不燃認定番号:NM-3562 膜材料認定番号:―
原反:0.27㎜×巾2040×30m 透光率:58%
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):★ 屋内(カーテン):▲
シートの透明度は低く、シートを挟んだ反対側を直接視認することはできません。
そのため視認性を必要としない部分の間仕切りなどで多く利用される素材です。
不透明FG-8F
不燃認定番号:NM-0414 膜材料認定番号:MMEM-0009
原反:0.57㎜×巾1040×50m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
不透明ヒット100F
不燃認定番号:NM-0623 膜材料認定番号:MMEM-9017
原反:0.52㎜×巾1040×50m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
不透明ターポロンG-3500
不燃認定番号:NM-0507 膜材料認定番号:MMEM-0006
原反:0.53㎜×巾1030×50m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
不透明CLOSER
不燃認定番号:NM-0414 膜材料認定番号:MMEM-0058
原反:0.57㎜×巾2040×50m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
不透明e-sheet不燃ターポリン
不燃認定番号:NM-2056 膜材料認定番号:―
原反:0.42㎜×巾2040×30m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):★ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):▲
不透明KT-035
不燃認定番号:NM-4049 膜材料認定番号:―
原反:0.35㎜×巾2030×30m 透光率:―
利用環境: 屋外(屋根・外壁):✖ 屋内(パーティション):〇 屋内(カーテン):〇
建物に関する法規等による場合 | 防火地域、準防火地域、22条地域にある設備の外壁やその内側の防御幕として | 屋外・屋内 |
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建築物に関する法規等による場合 | 防煙区画や防煙垂れ壁として | 屋内 |
利用状況による場合 | 防火能力が必要な個室などの出入り口として | 屋内 |
利用環境による場合 | 作業の際に火花が飛んだり、高熱のものを扱う環境を仕切るブースやパーティションとして | 屋内 |
壁材やガラスよりも簡単に設置でき安全に利用できるため、上記のような利用のされ方では特に重宝しています。
膜構造建築物(テント倉庫など)も建築物の一種なので、建築計画時(着工前)に必ず建築確認申請を行い承認を受ける必要があります。また、法令等や、自治体等が出す条例などによって建築が制限される場所や建築が認められていない建物、建築をする際に利用が制限される素材などが存在しますのでご注意ください。
補足
都市計画法の地域地区(防火地域・準防火地域)、建築基準法上の22条区域、延焼の恐れのある部分などによる制限のほか、膜構造建築物・テント倉庫建築物については国土交通省告示 第 666 号および 第 667 号の指定などの関連法令・告知が、防火施設の設置については消防法が関係してきます。
これらの法令等とシートの利用に関しては以下のページで詳しくまとめていますので併せてご確認ください。
テント倉庫等に使用するシートについては「テント倉庫に使うシートの選び方」をご確認ください。 シート選択時の注意点については「透明不燃シート」をご確認ください。建築物の施工の流れについては「建築確認申請について」をご確認ください。 テント倉庫の建設についての具体的な流れについては「施工について」をご確認ください。
お問い合わせはFAXでも承ります。( FAX:0562-83-1233 )
※お問い合わせはお電話・FAXでも承ります。( 電話:0562-83-8100、 FAX:0562-83-1233 )
※お見積もりのご相談の際、設置予定の場所の写真を添付いただきますと対応が早くなります。
※営業時間: 平日08:00〜17:30 (稼働日は基本的に平日ですが、会社カレンダーに従います)
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